出雲崎町から海岸線に沿っての陸路は北国街道とも北陸道ともいわれていました。
北国街道は、中山道の追分宿(現長野県軽井沢町)から分岐し、信州(現長野県)野尻峠越えて越後関川宿(現妙高市)に入り、高田城下(現上越市)をへて、日本海に出ます。柏崎、椎谷(現柏崎市)を経て、出雲崎町に至ります。現在の国道18号・8号の経路とほぼ同じです。
その延長として出雲崎町から長岡市寺泊を経て、新潟市に至る道を「北国浜街道」とか「浜通り」などとよばれていました。また柏崎市から内陸部に入り、長岡市に出て新発田方面に通じる道は「中通り」とよんでいました。