○直接提出先へ詳しく聞き取って、確認をお願いします。
*例えば、「父の戸籍が欲しい」だけでは、種類のある戸籍から「どの戸籍」を発行してよいのか窓口職員もわかりません。
*「法務局や保険会社へ提出するから、どの戸籍か?」と問い合わせがあっても、それぞれの申請や家族状況などにより、必要な戸籍の種類が異なるため、提出先へ詳しく確認していただく必要があるためです。
○提出先へ確認していただき、「だれの・どんな戸籍か」の例は、次のようなものがあります。
(1) 平成23年4月1日に死亡した父・太郎の相続登記に新潟地方法務局長岡支局へ提出するため、父が生まれてから亡くなるまでの戸籍とう本(戸籍全部事項証明や除籍・改製原戸籍とう本)が必要で、長男・一郎が申請する。
(2) 平成16年7月13日に死亡した母・花子の生命保険金受け取りのため、母が、故父・太郎と婚姻し、3人の子ども(一郎・次郎・光子)がいることがわかる戸籍が必要で、長男・一郎が代表して○○保険会社へ請求する。3兄弟が除籍した後の兄弟分の現在までの戸籍は必要ない。
(3) 平成23年4月1日に死亡した父・太郎の、死亡日の記載がある戸籍個人事項証明(戸籍しょう本)が必要。
(4) パスポートを申請するため、子・一郎の戸籍全部事項証明(戸籍とう本)が必要。
上記は、ごく一例です。確認いただいた内容をメモなどに書き留めてお持ちいただくことをお勧めします。